カトリック由比ガ浜教会へようこそ。
1913年に鎌倉で初めて献堂された
カトリック教会です。
被昇天の聖母に捧げられています。
由比ガ浜通りから少し入った静かな住宅地にたち、
ヨーロッパの田舎の教会を思わせる
のどかな佇まいです。
○ 平日ミサは休止中です。
○ 聖体訪問はいつでもおいで下さい。
(開門時間は10:00〜16:00です)
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【司祭メッセージ】
カトリック雪ノ下教会 助任司祭 上杉優太神父様
「ひとりも手放さない」
まだ油断はできないようですが、コロナ禍も落ち着きを見せはじめ、今年はいろいろなものが再開し始めています。鎌倉には観光客が戻り、マスクを外す人も増えてきました。
教会ではミサの人数制限が解かれ、聖歌も歌い始めました。お祝いのパーティやその他の活動も、すぐにかつてのようにとはいかなくても、少しずつ再開していくことでしょう。特に再開してよかったと思うのは、子どもたちの宿泊行事です。
2020年の春の緊急事態宣言から今年に至るまで、子どもたちの宿泊行事の多くは延期や中止を余儀なくされてきました。2019年の夏から4年という時間は大人が考えるよりも、子どもたちにとってはずっと長い時間に感じられます。仕方のないことではありますが、失われたものの大きさを考えてしまいます。
子どもたちは未来の共同体の姿でもあります。今一度、私たち大人は子どもたちのために本気で取り組む必要があります。この夏休みが子どもたちの楽しい思い出のため、とくに教会の仲間たちとキリストへの親しみを深めるためのよい機会になることを願っています。
さて、コロナ禍がひとまずの終結を見て、「日常が戻ってきた。また頑張ろう。めでたし、めでたし。」と思いがちですが、しかし、そう単純なことではありません。
いわゆる自粛期間中、私たちは不自由な生活を強いられました。いつも手を消毒し、マスクをしていなければならない。遊びや旅行に出かけられない。家族や友人たちと外でお茶を飲んだりご飯を食べたりできない。教会においては今までのようにミサにあずかることができず、歌も歌えない。そういった状況にあっても、外出せずに仕事や遊びができるように、リモートワークやコンサートのネット配信が始まるなど、様々な工夫がなされました。「とにかく今は我慢の期間で、ステイホームだ」と盛んに言われました。
しかし、自粛期間の不自由さをコロナ以前から、常に味わっていた人たちがいます。それは、健康上の理由、社会経済的な事情、その他様々な理由で「普通」の生活を送れない人たちです。先の工夫は、こういった人たちにとっても恩恵でした。
コロナ禍のおかげで、私たちは誰もが、程度の差はあれ「不自由さ」という同じ苦しみを共有することができました。今まで気づかなかった苦しみを抱えている人たちの気持ちを誰もが少しは理解できたはずです。私たちはこの恵みに感謝し、コロナ禍が終わったからといって、このことを決して忘れてはいけないでしょう。
キリストはいつも苦しむ人たちの味方でした。軽んじられていた人たち、まるでそこに存在しないかのように扱われていた人たちに、主は寄り添います。どんな人も、神にとっては大切なかけがえのない宝物です。
キリストの証しする神の愛はひとりも手放さないものです。私たちはこのキリストの生き方に招かれています。私たちのいただくさまざまなお恵みはそのためのものです。8月は平和について考えさせられる月です。平和とはただ単に争いや武器がないことではなく、全ての人が神の似姿として大切にされることです。この8月を、誰一人として見捨てられない神の愛を黙想する機会とし、苦しむ人のために祈っていければと思います。
<マリオ・バラーロ神父様の近況>
由比ガ浜教会前主任司祭マリオ・バラーロ神父様は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で帰国が出来ずにいらっしゃいましたが、急遽ご帰国が実現し、去る2022年8月9日無事イタリアに到着され、ミラノ外国宣教会の施設に入られました。
今までの60余年にわたるマリオ神父様のお働きに感謝し、これからもマリオ神父様の上に神の豊かなお恵みがありますよう、皆でともにお祈りしましょう。
由比ガ浜教会主任司祭 古川勉神父様メッセージより
マリオ神父様 メッセージ
「こころから感謝!」
11月半ばごろから、身体の調子がおかしくなり、11月末から2週間入院しました。
一時的に元気になって、共にクリスマスを祝うことができましたが、31日の大晦日に肺炎でまた入院してしまいました。検査の結果、心臓がとても危ない状態になっていたことがわかり、その治療に励んでいました。
2ヵ月以上の入院で、教会のことをほったらかしにしてしまい、皆さんには大変なご迷惑をかけてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。雪ノ下教会の神父様方には、協力していただき心から感謝いたします。また、多くの方々に祈っていただき感謝いたします。
しかし、残念ながら、私の心臓は完全に治る病気ではなく、教会の責任を果たすことができなくなってしまいました。このため、イタリアにあるミラノ会の宣教師のための施設に入ることにしました。日本から離れることはとても辛いですが、やむを得ないことでしょう。片瀬から、由比ガ浜に転任した時、片瀬教会の皆さんとのお別れの挨拶に書いたように、ガンジ-の言葉を皆様にも繰り返し書かせていただきます。
由比ガ浜の皆さんとは、共に2年間足らずでしたが・・・。
『良かったことを無くなったから嘆くのではなく、あったから感謝いたします。』
最後に、もし皆さんを悲しませたことがあったら、心からお詫びします。そのつもりではなかったのです。そして皆さんにお世話になったことを感謝いたします。どうぞ、皆さんは今まで以上に良い共同体となって、キリストを人々に伝える熱意を、益々深められるよう心から祈ります。身体は離れても、心はいつも一緒です。
皆さんが絶望にあっても、主を信頼できますように。
暗闇に遭っても、主の光で照らされますように。
雲に隠れても、太陽があると信じられますように。
神が沈黙しても、私たちはそのみ手の中にあると信じられますように。
それではあらためて感謝しながら、神の祝福がありますように、心から祈ります。
マリオ・バラーロ
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